-
【プロジェクト終了のお知らせ】お礼と返礼品に関して
- この度はたくさんの方々からのご支援、誠にありがとうございました。
来月からの広島先行公開、来年の1月からの全国公開、成功にむけて取り組んでいきます。
返礼品に関してお知らせいたします。
①【広島市開催】クリエーターキャスト・特別上映会
日時:2022年11月20日(日)上映開始19時00分~ 会場:八丁座(広島市中区胡町6-26)
3000円【広島市開催】クリエーターキャスト・特別上映会と関係者用パンフレット、ティザーポスターセット
5000円 非売品 台本付き!【広島市開催】クリエーターキャスト・特別上映会と関係者用パンフレット、ティザーポスターセット
をお選びいただいた方が対象になります。
・スケジュール
18:30 開場・受付
19:00~20:45上映
20:45~21:15上映後トークイベント
受付でご購入時のメール(自動返信)画面をご提示ください。
アカウント登録されているお名前をお知らせください。
映画グッズは受付時にお渡しします。
不測の事態で当日ご参加いただけない場合は映画グッズは個別に対応させていただきます。
また、特別上映会は当日のみのため振替はございません。ご了承ください。
特別上映会での関係者へのお花などの贈呈品の受取はご遠慮させていただきます。
②【尾道市開催】クリエーターキャスト・特別上映会
日時:2022年11月26日(土)上映開始13時~ 会場:シネマ尾道(広島県尾道市東御所町6−2)
3000円【尾道市開催】クリエーターキャスト・特別上映会と関係者用パンフレット、ティザーポスターセット
5000円 非売品 台本付き!【尾道市開催】クリエーターキャスト・特別上映会と関係者用パンフレット、ティザーポスターセット
をお選びいただいた方が対象になります。
・スケジュール
12:30 開場・受付
13:00~14:45上映
14:45~15:15上映後トークイベント
受付でご購入時のメール(自動返信)画面をご提示ください。
アカウント登録されているお名前をお知らせください。
映画グッズは受付時にお渡しします。
不測の事態で当日ご参加いただけない場合は映画グッズは個別に対応させていただきます。
また、特別上映会は当日のみのため、振替はございません。ご了承ください。
特別上映会での関係者へのお花などの贈呈品の受取はご遠慮させていただきます。
③映画「とべない風船」 Tシャツ
④映画「とべない風船」 劇中シーン切り取りパネル
⑤監督サイン入り台本と、監督が案内するロケ地イベント、関係者用パンフレット、ティザーポスターセット
日時:2022年11月27日(日)11時~17時30分予定 場所:広島県の島しょ部(下蒲刈島、上蒲刈島、江田島の映画ロケ地) ※お車などの移動手段はご自身にてご準備ください。 本企画は旅行商品ではありません。旅行業に関する責任は負いかねます。
③~⑤に関しては登録されているメールアドレスに個別にご案内を差し上げます。 -
-
-
-
-
脚本・監督:宮川博至(みやがわ ひろゆき)
-
- 西日本豪雨は広島で生活している私にとって、身近で起こった最悪の災害でした。
ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない。そう思い、私は脚本を書き始めました。
人は、簡単に「災害が起こった場所などに住まず、引っ越すべき」「もっと他にいい場所はたくさんある」と言います。それも正しい。
しかし、事実としてその場所から離れられない人もいます。その人たちの事情を聞けば、口にできない言葉が増えていきます。
前向きになんてならなくていい、ただ映画を見ているその時間だけでも前を向く気持ちが少しでも芽生えればと思い、この映画を作りました。 -
宮川博至監督プロフィール
- 1980年6月18日生まれ、広島県出身。学生時代から映像制作の現場に入り、2004年より演出を始める。これまでにCMディレクターとしてACCブロンズ、ONE SHOW Merit、観光庁長官賞などを受賞。2015年、短編映画『あの夏、やさしい風』がShort Shorts Film Festival & ASIAにて入賞。また同作品がJIM×JIMアワードにて大賞受賞。2018年には2作目となる中編映画『テロルンとルンルン』(岡山天音主演)を制作。広島国際映画祭をかわきりに、国内外の映画祭に出品中。中之島映画祭グランプリ、愛媛国際映画祭脚本賞、富士湖畔の映画祭敢闘賞、ポピージャスパー映画祭最優秀長編賞などを受賞。本作『とべない風船』は長編第1作目となる。
地元目線の温かくもユーモラスなTVCM、元カープのエルドレッド選手のメガネのCMも監督。 -
宮川博至監督インタビュー 映画「とべない風船」にかける想い
- ●被災地で暮らす一人として感じた、映画にしなければならないという使命感
東日本大震災の後、衝撃を受けた人たちによって、震災をテーマにした映画が数多く作られました。2018年7月の西日本豪雨は被災地に住んでいる人にとって大きな衝撃だったのですが、ドキュメントが少し作られた程度で、それ以外のリアクションはあまり生まれていなかったんですね。広島で暮らし、災害の影響を間近で受けた一人として、自分が経験したことや見聞きしたことを映画にしなければ、という使命感のようなものが勝手に湧きました。
取材を重ねて脚本作りに取り掛かったのは2020年頃です。それ以前にも、家族や友人や取引先との世間話で災害の話を頻繁にしていたので、自然とエピソードが集まっていました。元の生活に戻れていない方も大勢いる中、映画化することで傷つけてしまうかもしれないとは考えましたが、初期衝動が薄れないうちに作りたいと思いました。 -
- ●被災者への疑問から生まれた主人公の背景
登場人物は、それぞれ特定のモデルがいるわけではなく、自分の周りの人たちや、取材で出会った人たちを複合的に組み合わせています。主人公の憲二の設定には、私が災害の報道を見たり取材をしたりする中でずっと抱えていた、なぜ大切なものを失った場所に住み続けるのか?という疑問を反映させました。そして、憲二と対になる人物として、外から島に来る凛子というキャラクターが生まれました。私自身、教師がストレスで仕事に行けなくなるケースを身近でいくつも見ていて、そういう人も島に来たら安らげて何か変化が生まれるのではないかと思ったのがきっかけです。 -
- ●直接聞いた言葉やエピソードを反映させた脚本
劇中には、私が直接見聞きしたエピソードを反映させたシーンがたくさんあります。いくつか挙げると、凛子がもうちょっとサボった方がいいと言われるシーン、亡くなった母の日記を見つけて母が考えていたことを知るシーンなどです。
実際に起きた災害を物語にする上で心がけたことは、できるだけ嘘をつかないこと。映画はそれ自体が大きな嘘ですが、だからこそ登場人物の言動などの細部は本当で固めておきたいという気持ちがありました。 -
- ●憲二(東出昌大)、凛子(三浦透子)、繁三(小林薫)、マキ(浅田美代子)のキャラクターと配役について
憲二と凛子のキャラクターが生まれた背景については、先に話した通りです。
憲二役の東出くんとは早い段階からメールなどで密にコミュニケーションをとって、撮影前には被害を受けた方や消防団の話を一緒に聞きに行ったり、地元の漁師さんから漁や魚の捌き方を学んでもらったりしました。事前にたくさんディスカッションを重ねていたので、現場はスムーズに進みましたね。また彼は東日本大震災のボランティアもしていたので、その時に感じたことも演技に反映させていたのではないかと思います。
凛子は、初期の脚本では少し抜けていて、職場の学校では生徒からいじられてしまうような人物だったのですが、三浦さんにお会いしたら論理的に話すとても賢い方で、新しい凛子像が思い浮かびました。一所懸命にやり過ぎて自分を苦しめてしまったという設定に変えて、脚本を大幅に直しました。
繁三は、一見とっつきにくいけれど裏側には深い愛があるキャラクターです。疎遠になっている娘への愛情をきちんと見せることが重要でした。小林薫さんは脚本や地方発の映画作りに賛同くださり、主要キャストの中で最初に参加が決まりました。そのため当て書きすることができたので、僕のイメージ通りではあるのですが、小林さんが実際に演じた繁三はさらに魅力的です。見ていて「素敵な人だな」と引き込まれる瞬間が何度もありました。
マキの居酒屋は島の癒しの場所です。現実でもマキのような人がいるおかげで、地元の人と外から来た人が仲良くなれたりするので、映画に必ず入れたいと思いました。
浅田さんは、明るくて元気で面白くて、現場も浅田さんがいらっしゃるだけでぱっと明るくなりました。居酒屋のシーンで、先にフレームアウトした浅田さんが私の近くに来て「監督間違えた」と脇腹を押されたときには、浅田さんが可愛すぎて悶絶しました。
癒しといえば、この映画の癒しは笠原秀幸が演じる潤の存在だと思っています。豪雨災害、教師の鬱、終の住処といった暗い話が続くので、潤のような明るくかき回してくれる存在が必要でした。 -
- ●呉市や江田島市を中心にオールロケを敢行
広島で撮ることは絶対でした。呉は子どもの頃に住んでいて今でも仕事の撮影や、休日に遊びに行ったりもしますし、釣りでも訪れます。自分の生活の延長線上にある、よく行く場所で撮影したという感覚です。
江田島は以前、市の移住に関する仕事で島中を周ったことがありました。その時に、終の住処として江田島に移住してきた方から聞いた話が、繁三のエピソードのベースになっています。江田島の人は夕日がきれいだとよく言うのですが、本当にきれいです。ぜひ、映画を観た方に訪れていただきたいです。 -
- ●そこで暮らし続けるということと、広島発の映画であることの意味
西日本豪雨の被災者に限らず、一度生活が奪われた場所に留まり、そこで暮らし続ける人にはそれぞれ情や理由がある。そのことを映画を作りながら再確認していった気がします。人間は常に合理的に生きているわけではないのだと改めて実感します。
また、このテーマは自分の仕事とも無関係ではありません。私は普段、ローカルで映像の仕事をしているのですが、今回のように広島のスタッフが広島で、東京から来た役者さんたちと映画を作る機会はとても貴重でした。このような経験を通して、地元の若い映画関係者の質が上がっていくことを願っていますし、彼らがここで暮らしていてよかったと感じられたらいいなと思っています。 -
-
宮川博至監督 公式SNS 及び WEB記事
-
映画事業としての成功を目指して
- 映画産業、特に邦画は転換期を迎えています。
エンターテイメントの多様化により映画館への来場者数の低下、アニメーション作品・CG作品全盛期の中での実写作品の事業規模の縮小、さらにコロナ禍による映画館離れが起こっています。
映画「とべない風船」は劇場公開用映画です。
宮川監督をはじめ一同、映画館でこそ本作を鑑賞いただきたいと強く願っています。映画館とは大迫力の映像・音響がある非日常的な場所というだけではなく、見ず知らずの人たちが、同じ時間と空間の中、自然と笑いや涙を共有できる特別な場所です。
映画「とべない風船」は普遍的なテーマの人間ドラマであり、どんな方にも観ていただける作品です。
劇場公開の成功には多くの方々にいかに鑑賞してもらえるかにかかっています。そのためにも、まずはこの映画の存在を一人でも多くの方々に知ってもらうことが重要です。
集まった資金は少しでも多くの方に映画「とべない風船」を知っていただくための宣伝活動費に使用いたします。 -
-
映画作品概要
- 映画『とべない風船』
監督・脚本:宮川博至
出演:東出昌大、三浦透子、小林薫、浅田美代子、原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹、柿辰丸、遠山雄、根矢涼香、なかむらさち
プロデューサー:奥野友輝
協力プロデューサー:鈴木剛 助監督:濱本敏治 撮影:亀井義紀 照明:太刀掛進 美術監督:部谷京子 録音:古谷正志 音楽:古屋沙樹 音楽プロデューサー:菊地智敦
製作:buzzCrow Inc. 配給:マジックアワー
後援:広島県・呉市・江田島市 -
-
-