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コロナ禍での広商生たちの活動
- コロナの影響で全国有数の花のまち・広島でたくさんの花が行き場を失っています。
こうした状況を救おうと立ち上がった高校生たちがいます。
県立広島商業高校「商業研究部」(広島市)の生徒たちは、
県内の生産者や花市場、花屋の関係者から話を聞き
「なにか自分たちにできることはないか?」と活動を続けてきました。
そして取り組みの中でコロナ禍の影響で花の需要が減っているだけでなく、
日頃から規格外の花が市場に出回らず廃棄されていることや、
店先に並んだ綺麗な花も日にちが経てば、
まだ使い道があるにも関わらず簡単に捨てられていることを知りました。
「捨てられる花をもっと有効活用したい!」
「花のある楽しい生活をたくさんの人に知ってもらい、地域を元気にしたい!」
そんな高校生たちの熱い思いで、あるプロジェクトが動き始めました。 -
小売店への取材
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- 今年3月、まず自分たちに一番身近なところから勉強したいと
高校生たちが訪れたのは
広島市西区の花屋「Madame tete(マダムテテ)」。
藏田和恵社長にコロナ禍での経営状況や、消費者の動向についてお話を伺いました。
Madame teteもイベント自粛で経営的には大幅な打撃を受けました。
その反面、コロナによるライフスタイルの変化で自宅用の花束を買う人や男性客など
新しいお客さんが増える嬉しい変化もあったといいます。
この取材を終えた高校生たちは
「コロナ禍は花屋にとってはピンチだったけれど
ライフスタイルが大きく変わった人も多い今が、
花に対する価値観を変えるチャンスでもあるのでは?」
「自分たちがなにか応援できるチャンスがあるかも」と考え始めます。 -
中央卸売市場への取材
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- 続いて花屋が仕入れを行う花市場を取材。
「株式会社 花満」を訪問し、広島の花き業界の現状を教えて頂きました。
コロナ禍から1年経ち、県内の花農家は生産量を調整しながら
それぞれでロスにならない工夫をしながら
廃棄を減らす努力を続けているといいます。
花満で多くの花が取り扱われる様子をみて
自分たちが暮らす広島では
たくさんの種類の花が栽培されていることを高校生たちは改めて実感したといいます。
一方取材を進める中で、コロナの影響による花の廃棄は少なくなっているものの
広島の花の需要・消費量そのものが減少してきていることが気になり始めます。 -
花農家への取材
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- 花屋、花市場への取材を通して
生産現場でもたくさんの廃棄があると知った高校生たちは
花農家にも取材をしたい、と動きました。
訪れたのは廿日市市にある花農家「とくなが園芸」。
社長の徳永和宏さんが切実な現状を語ってくれました。
去年から続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
花の需要が大きく減少し価格も急激に下落。
「緊急事態宣言」のときは売れば売るほど赤字になる状況に陥り、
一時は商品が出荷できなくなったといいます。
今は市場の協力もあり少しずつ価格も回復し、
生産量を調整できるようになったため大幅なロスこそ少なくなってきましたが、
イベントなどの自粛により今なお厳しい状況が続いています。
とくなが園芸は、全部で60種類ものバラを生産しており
そのうちの半分は独自開発のオリジナル品種。
バラ業界では有名な農園が広島にあると知り、感動した高校生たち。
そしてそんな地元の誇りである花が捨てられてしまう現状を目の当たりにして
「コロナ禍だからこそ、こんな素敵な花を多くの人に楽しんでほしい!」
「自宅で花を楽しむ人を増やす”仕掛け”を自分たちで提案してみたい!」
と強い思いを持ちました。 -
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高校生が企画した「LOSUVO FLOWER」
- 高校生たちは調査や取材を重ねて見えてきた広島の花き業界の現状から
多くの人に継続的に”もったいないお花”を楽しんでもらえるような
仕組みを考え始めました。
みんなのアイディアを集結して生まれたのが
廃棄される花を活用したサブスクリプションサービス
「LOSUVO(ロサボ) FLOWER」です。
廃棄されてしまう広島のお花をみんなが気軽に楽しめる価格で提供し、
花の豊かさや癒しを実感してもらうこと。
さらにその売り上げを活用しながら高校生たちが
コロナ禍で頑張る医療従事者や地域の施設にもお花を届けたいと考えました。
普段花を買わない人にも”花を楽しんでもらうきっかけづくり”が必要と考え、
自分が楽しむお金で、地域の人へもお花を届けられるという
高校生発案のやさしいボランティア要素が組み込まれています。
そして花農家、卸売市場、花屋と協力して廃棄される花を減らすことでコストを下げ、
それによって花の販売価格を下げること。
その結果コロナ後も安定して花の消費量を増やす、
というサイクルをつくっていくことで
花のまち・広島を盛り上げることを最終目標としたプロジェクトです。 -
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広商生たちの活動を応援しませんか?
- 7/1にLOSUVO FLOWERのサービスをスタートし、
現在高校生たちが飛び込み営業を頑張っていますが認知度はまだまだ…
テレビ新広島では、そんな広商生たちの活動と花き業界を応援するために
今回のクラウドファンディングで集まった資金の一部を広島商業高校に寄付します。
★★★集まった資金を高校生たちが以下のように活用します★★★
①広島県内の医療従事者に感謝のお花を届ける
LOSUVO FLOWERだけではまだまだ資金調達が難しい状況。
いち早くコロナ禍で廃棄されてしまうお花を減らしていく取り組みとして
まずは今回のクラウドファンディングで集まったお金でロスフラワーを購入し、
県内医療従事者の方に感謝の気持ちを込めて高校生が届けます。
②LOSUVO FLOWERの広報活動に使用する
広島県の花き業界を応援したいと一生懸命考えた企画を
たくさんの人に知っていただけるよう今後の広報活動に使用させていただきます。 -
リターン内容
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- ▼1000円のご支援
お花のマスキングテープ&高校生の活動報告
▼3000円のご支援
お花のマスキングテープ&エコバッグ&高校生の活動報告
▼6000円のご支援
お花のマスキングテープ&エコバッグ&ソープフラワー&高校生の活動報告
▼8000円のご支援
お花のマスキングテープ&花束&高校生の活動報告
※画像の花束はイメージです。実際のイメージとは異なります。 -
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さいごに~広商生から~
- 私たちの活動を通して
花を気軽に楽しめる身近なものにして
困っている広島のお花屋さんや花農家さんを元気にしたいです。
そしてコロナと闘っている医療従事者の皆さんに
精一杯の感謝を伝えたいと思います。
応援よろしくお願いします!!!
【LOSUVO FLOWER公式Instagramにて情報発信中♪】
https://www.instagram.com/losuvo_flower/ -